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スポーツ選手の食事・栄養

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スポーツ選手には欠かせない栄養素!

強い身体は食事がつくる

◎ 怪我対策
スポーツ選手に多い捻挫や骨折、靭帯の損傷といったケガだけでなく、切り傷などの回復期にも必要な栄養素がたんぱく質です。 たんぱく質は筋肉や骨の材料になるほか、ケガを治癒させるために使われる酵素やホルモンなどの材料でもあります。
靭帯や関節の形成に役立つコラーゲンも、元はたんぱく質ですから全身の消耗を補う栄養素です。
たんぱく質以外では、カルシウム、ビタミンCも不可欠です。
ビタミンCには靭帯や腱といった結合組織を強くする働きがあります。
関連ページ 食事で怪我(ケガ)の予防!

◎ 貧血対策
貧血気味で疲れやすい状態の時は、「鉄」、「たんぱく質」をたくさん摂るようにします。 どちらも血中にあるヘモグロビンの再生材料です。また、鉄の吸収を助けるビタミンCも同時に摂るようにします。
貧血の予防については、スポーツ選手の貧血予防!をご覧ください。

◎ 夏バテ対策
夏になると食欲減退する人が多くなりますが、それは暑さによって胃液の分泌が低下してしまうからです。 何よりも、胃を元気にして食欲アップさせることが先決です。
暑くなると体力を維持するためにビタミンB1は春や秋の2~3倍、 室外と室内の気温変化がストレスになって、ビタミンCも大量に動員されます。さらに汗をかくことでカルシウムや鉄も減少します。 スタミナの維持や神経疲労、疲労回復に関係の深い栄養素がどんどん消費されていくのです。 これに食欲不振の栄養不足が重なって夏バテになるのです。
このように夏バテに対しては、食事での対策をとるのと同時に、練習中のきちんとした水分補給、 アイシングで頭を冷やす、冷房の設定温度を上げるなどの対策も大切です。

<夏バテ予防策>
① ビタミンB1,B2を積極的に摂る
不快指数が上がるにつれ、とくにビタミンB1が消耗し、神経、筋肉ともに働きが鈍くなり、疲労しやすくなります。 夏はあっさりした、のど越しのよい麺類などを摂りがちですが、糖質が多い食事はB1を多く必要とします。 ビタミンB1の多い食品を摂るように心がけましょう。
② 栄養バランスのとれた食事を
夏バテの原因のひとつに偏った食事も考えられます。夏場は毎日の食事の取り方に注意して、 たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルなどの各栄養素を過不足なく摂るようにしましょう。
③ 不規則な食生活を見直す
朝食を摂らない、夕食が遅いなどの食生活は、栄養バランスを崩しやすく、からだの不調の一因になります。 これが続くと抵抗力が落ちて、かぜをひいたり、貧血、立ちくらみなどの症状にもつながります。
④ 冷たい飲み物を取り過ぎない
特に注意をしたいのが、一般に市販されている、多量の糖分が含まれいる炭酸・清涼飲料水です。 一般的な炭酸・清涼飲料水500mlのペットボトルに含まれている砂糖はおよそ50g。ティースプーン17杯分にもなります。 通常こんなに多量の砂糖を口にすることはまずありませんが、冷たいと甘みを感じにくくなるため、 ついグイグイと飲んでしまうことになります。急激に多量の糖分が体内に入ると血糖値が急上昇し、 これによって正常な食欲も抑制されてしまいます。
やはり夏場でも汗によって失われた栄養補給も考え、牛乳や飲むヨーグルト、 天然果樹100%ジュースなどを飲むように心がけたいものです。

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