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食事で怪我(ケガ)の予防

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食事でできるスポーツ選手の怪我(ケガ)の予防

怪我の予防は食事から

スポーツ選手に多い怪我に捻挫や肉離れ、靭帯損傷、骨折などがあります。
できることなら、ケガなどしないような頑丈な体を作りたいものです。 体を作るためには食事は欠かせませんが、実は怪我の予防のためにも大切なのです。 もちろん、食事が怪我の予防に直接効果を発揮するわけではありません。 しかし、食事で必要な栄養を摂り、筋力を高めたり、バランスのとれた筋肉をつけたり、柔軟性を高めることはできます。
これが「食事が怪我の予防に役立つ」ということなのです。
怪我の予防のための食事のポイントは、第一に筋肉を落とさないことです。
筋肉が落ちれば筋力が低下し、怪我が起こりやすくなります。 食事は残さずに、ご飯をしっかり食べてエネルギー不足を防ぐことが基本です。
次に、体づくりの材料となる栄養素をきちんと摂ることです。
怪我に負けない体をつくるためには、積極的にたんぱく質やカルシウムを多く含む食品を食べるようにしましょう。 また、腱や靭帯、軟骨などはコラーゲンからできています。その強化のためにコラーゲンを積極的に摂ることです。
コラーゲンは、カルシウムを沈着させるためにも必要なたんぱく質です。
軟骨などの形成にはコラーゲンの接着力を高めてくれるビタミンCやビタミンK、鉄、亜鉛も必要となります。
コラーゲンは鶏肉、レバー、豚挽き肉、貝類に多く含まれています。
さらに、怪我の予防には、体脂肪のコントロールが必要です。
体脂肪は、エネルギー源や内臓を守るという大切な役割がありますが、 多くなりすぎると体への負担が大きくなり、ケガの原因となってしまいます。
余分な体脂肪をつけないことはスポーツ選手には当然のことですが、怪我を予防するためにも、 余分な体脂肪には注意しましょう。

怪我に有効な栄養素

・コラーゲン
捻挫、靭帯損傷、肉離れなど、ケガをした時の回復期やケガの予防に効果がある。 関節などの結合組織を強化する物質で、もともとは、食べたたんぱく質から体内で合成されるものです。 ただし、たんぱく質から合成されるコラーゲンの優先順位はあまり高くありません。
・ビタミンC
コラーゲンは、関節の結合組織に網の目のような構造を作りますが、その時に使われる栄養素がビタミンCなのです。 また、ビタミンCは、ストレスの軽減にも役立つ栄養素なので、その点からも怪我の回復期には欠かせないものです。
・カルシウムとたんぱく質
怪我が骨折などの骨の損傷をともなっているときは、当然骨の材料になるカルシウムとたんぱく質の補給が大切です。 食事でカルシウムとたんぱく質を補給する時は、牛乳、チーズ、ヨーグルトといった乳製品をたくさん食べることです。 しかしこれらの食品は、十分な運動ができない怪我の回復期などには、 体脂肪の増加に直結する食品となってしまうので注意が必要です。

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