スポーツ損傷~野球肩
野球肩の症状と原因
投げる、打つ、走る、が野球です。その中の「投げる」の投球の動作をしすぎて肩が痛くなることがあります。
さらに繰り返し投球動作をすることで肩に痛みがおき、徐々にひどくなってきます。
野球以外でもテニス、バレーボール、ハンドボール、バスケットボール、バトミントン、
槍投げ、水泳など、野球の投球動作と同じような動作を繰り返し行えば、同じように症状が現れることがあります。
スポーツを行う上で肩ほど使われる関節はなく、
野球肩は特にオーバーハンドからの動作を頻繁に行うスポーツに共通してみられる、スポーツ障害の総称といえるでしょう。
野球肩の治療
◎ 痛みがあるときはスポーツをできるだけやめ、肩を安静に保ちます。◎ 少し痛みが和らいだら、肩を温めたり、マッサージも効果的です。
◎ 炎症がひどい場合は、湿布や鎮痛・消炎剤を使います。
◎ 症状が落ち着いたら適度のストレッチやゴムテープなどを使い軽い運動から始めます。
野球肩にならないために
◎ 正しいフォームを身に付け、練習前のウォーミングアップと練習後のクールダウンを十分に行います。◎ 肩を休めるためのシーズンオフを設けることが本来望ましいでしょう。
◎ 野球肩の症状は、15~16歳前後に現れることが多く、特にこの年齢の場合、肩の痛みと投球フォームに無理がないような指導が必要です。
◎ 投球は、高校生では1日100球以内、週500球を超えないようにしましょう。
1日に2試合の登板はやめましょう。