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更年期の生理不順と閉経

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生理不順・閉経

閉経前に起こる生理不順

生理(月経)の正常な周期
月経の正常な周期は、ふつう25日~38日で、この範囲で6日ぐらいのずれは正常の範囲です。
月経が起こるためには、女性ホルモンを分泌する卵巣や、その分泌をコントロールする脳の視床下部や脳下垂体など、 さまざまなホルモンや臓器がバランスよく働く必要があります。
多少の変動はあっても、月経がリズミカルに繰り返されるということは、 こうした体のしくみがうまく働いていることを示しています。

更年期による卵巣機能の低下

更年期になると卵巣機能などの低下が起こり、24日以下の短い周期で月経が起こったり、 周期が39日以上も空くなど、月経周期が乱れてきます。
また、月経量が増える過多月経や、逆に月経量が極端に少ない過少月経が起こったり、 月によって量が多くなったり少なくなったりする人もいます。
こうした生理不順(月経不順)からやがて無月経となり、閉経を迎えます。

閉経

一般的には一年以上たっても次の月経がこないという状態になったら閉経とみなします。 閉経後はエストロゲンが減少するため、数カ月から場合によっては数年間にわたり生殖器に変化が生じてきます。
腟(ちつ)の粘膜が薄くなって乾燥し、弾力を失っていきます。(腟の萎縮)
この変化が原因で性交痛が生じたり、炎症(腟炎)を起こしやすくなるのです。
尿路にも変化が現れるようになります。
尿道の粘膜が薄くなり、膀胱の出口で排尿を調節する筋肉も弱くなるのです。
その結果、排尿時に焼けつくような痛みが生じたり、尿路感染症にかかりやすくなったりするのです。

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