スポーツ選手の成長期の減量
上手に減量する方法
ウェートコントロールが必要な競技では、減量もトレーニングの大切な要素となり、
効果的な減量が試合の結果を大きく左右します。
効果的な減量というからには、「ただ体重を落とせばよい」ではありません。
体重を減らしたいからといって、食事の回数を減らしたり、絶食はもってのほか。
基本は体脂肪を減らすことが目的になりますから、油分の多い食事は避けて、
高たんぱく、低脂肪の食品を中心に、代謝を助ける役割を担う野菜などのビタミンを多く摂るようにします。
成長期の食事制限というのは注意が必要です。
将来体に及ぼす影響を考えると、成長期の極端なダイエットなどは禁物です。
とくに注意をしてほしいのが、年頃の女の子の「痩せたい」という願望からか、
偏食や行き過ぎた食事制限が原因で貧血症状に陥ることです。
食事制限ではなく、食事内容の指導をしっかりすることが必要だといえます。
無理なく減量するポイント
① 野菜や豆腐などの食物繊維の多い食品を、肉や魚より3倍程度たっぷりと摂る。② 主菜の肉や魚は低脂肪のものにして、ふだんより肉は少なめ、魚を多めにする。 肉や魚を骨付きにすると、食事時間が長くなることから少量でも満足感が得られます。
③ 味付けは和風にして、脂っこいものは避ける。
④ドレッシング類は、エネルギー控えめのもの(ノンオイルなど)を使用する。
⑤飲み物は甘いものや炭酸飲料は避けて、お茶や水にする。