更年期の手足のしびれ
女性ホルモン「エストロゲン」の減少
更年期の知覚の異常は、手足がしびれたり、皮膚の表面が強い日差しを浴びているようにピリピリしたり、
アリがはっているような不快な感じに襲われるなど、手足の感覚が今までとなんとなく違う、
鈍くなったような気がする、といった違和感として現れます。
更年期になって女性ホルモンのエストロゲンの減少により、エストロゲンの働きである皮膚のハリを保つ働きが落ち、
老化が進み皮膚が薄くなり、皮脂も水分も減り皮膚が乾燥しやすくなります。
皮膚が薄く、皮脂も少なくなると皮膚の弾力がなくなるだけでなく、刺激も受けやすくなります。
ほんのささいな刺激にも反応し、しびれのように感じたりするのです。
日常生活の工夫
① からだを動かす血液の循環が悪くなると症状が出やすくなります。運動を心がけて血行を促します。 水泳、水中ウォークなどの全身運動が効果的です。
② マッサージ
ぬるめのお湯にゆっくりつかって体を温めたり、しびれがある箇所をマッサージすると血行がよくなり、症状が緩和されます。
③ バランスのよい食事が大切
血行を改善する働きのあるビタミンB群、血管を丈夫に保つビタミンC、 ホルモンの代謝を活発にするビタミンEを積極的に摂るようにしましょう。特にビタミンB12には、神経を調整する作用があります。