家庭で役立つ応急手当!~怪我(けが)
怪我の状態
傷口を良く洗い、出血の有無を確認し、症状に合った手当てをしましょう。
すり傷・きり傷
どんなに小さな傷でも、手当てが悪いと細菌感染を起こすことがあります。①傷口の汚れを洗う。
手当てをする前に水できれいに洗い流しましょう。
砂や泥の汚れは、消毒薬をふくませたガーゼでそっと拭き取ります。
②出血した場合は、圧迫止血を!
出血がある場合は、清潔なガーゼ類で傷口を拭い、手や指で押さえ、出血がとまるまで圧迫します。 患部を心臓よりも高くあげてください。
※出血が止まらないときは、すぐに病院へ。
③消毒後、ガーゼをあて包帯をする。
消毒をした後、清潔なガーゼを傷口にあてて包帯をする。
消毒薬の持ち合わせがないときは、そのまま救急絆創膏を貼っても良いが、 蒸れて治りが遅くなるので、早めにはずすようにしましょう。
打撲
下肢を打撲した場合、歩き回ると患部に負担がかかり、さらに炎症が強まり、 腫れと痛みが増大してしまうので、安静にしましょう。手足の打撲
皮膚が青くなっている場合は皮下出血です。腫れている部分を冷湿布などで冷やし、包帯などで固定しましょう。 腫れがひどく痛みの激しい時は、病院で受診しましょう。
頭部の打撲
吐き気がくることがあるので、顔を横に向けるか、身体を横向きにして安静にします。 軽いと思っていても必ず医師に見せましょう。吐き気、頭痛には特に注意。
目、鼻、口、耳などから出血があれば、急いで病院で受診しましょう。
とげ・くぎが刺さった時
・くぎくぎを抜いた後、必ず消毒!
清潔なガーゼ類で傷口を拭い病院へ。
後に化膿することもあるので、小さな傷でも必ず医師の治療を受けてください。
・とげ
ピンセットや毛抜き、消毒した針で抜き取る。
抜きにくい時は、穴の開いた硬貨を当て、硬貨を押しながら抜くと比較的容易に抜けます。